育成イベント 共通 「目標達成の後に・冷凍の扉」
手探りで“交信”し続けた1年が終わった。 そしてネオユニヴァースは―― |
|
ネオユニヴァース | トレーナー、ネオユニヴァースは “及第”だね。 |
ネオユニヴァース | これで来年もレースができる? 『つながり』を広められる? |
選択肢 | ああ、もちろん! |
数々のレースを経験し、 来年へと繋がるキャリアを積めた。 |
|
活動は順調そのもの。 だが―― |
|
選択肢 | ユニヴァース、あの…… |
ネオユニヴァース | ―――― |
無機質な瞳。 例の“未来予測”の話をしようとすると、 ネオユニヴァースの目は色を失くす。 |
|
まるで――意識をどこかに 飛ばしてしまったかのように。 その瞳は……。 |
|
背筋の凍るような深淵を湛えていた。 | |
ネオユニヴァース | トレーナー、あなたは……。 |
ネオユニヴァース | あなたが……『あなた』なのかは “未知”だね。 |
選択肢 | え? |
ネオユニヴァース | “PREV”は継続的か、断絶的か。 だから―― |
ネオユニヴァース | トレーナー――来て。 |
誘われるままに、 ネオユニヴァースの後についていく。 冷たい扉がひとつ開いた感覚があった。 |
|
ネオユニヴァース | トレーナー、ネオユニヴァースは―― |
ネオユニヴァース | いくつかを“キャプチャー”したよ。 その中で……。 |
ネオユニヴァース | “最大座標”を トレーナーに共有したい。 |
ネオユニヴァース | ネオユニヴァースが 越えなければならない“GATE”を。 |
ゲート……。珍しく、 ハッキリと意味のわかる英語。 |
|
文字通り『門』という意味なら、 それこそがデビュー前に語っていた……。 |
|
ネオユニヴァース | “コネクト”と、それから……“ANOI"。 ――もうひとつ。 |
ネオユニヴァース | ネオユニヴァースには “成し遂げる”をしたいことがある。 |
そのゲート越えこそ、ネオユニヴァースの もうひとつの秘めたる目的なのかもしれない。 |
|
『他のウマ娘と繋がる』ことと 同じくらい大事な目的。それは……。 |
|
選択肢 | その“GATE”とは? |
ネオユニヴァース | あるレース、なんだ。 |
ネオユニヴァース | ネオユニヴァースは、 そのレースに出て――先へ進みたい。 |
選択肢 | そのレースはいつなんだ? |
ネオユニヴァース | 今から……約500地球日後……。 |
ネオユニヴァース | 『再来年」だね。 レース名は―― |
ネオユニヴァース | ――『天皇賞(春)』。 |
選択肢 | 春の天皇賞か…… |
レース名は聞き慣れたものだった。 誰もが獲りたいと願う、 シニア級の長距離GI。だが……。 |
|
わからないのは、 ネオユニヴァースとの繋がりだ。 どうして『天皇賞(春)」なのだろう。 |
|
それも例の“未来予測”によって 弾き出した解なのだろうか。 |
|
ネオユニヴァース | ―――― |
だがそれ以上は怖くて聞けなかった。 やっと開いた1枚の冷たい扉……。 |
|
目標を明かしてくれただけでも大きな進展。 ここは深く突っ込ます、 自分から話してくれる日を待つことにした。 |
|
ネオユニヴァース | トレーナー、“針路”は―― |
ネオユニヴァース | 『天皇賞(春)』に“アプローチ”するには ネオユニヴァースはどこへ? |
――遠い目標。距離3200mに向けて チューニングするのは、まだ早すぎる。 ならば……。 |
|
選択肢 | 『皐月賞』がいいと思う |
ネオユニヴァース | 『皐月賞』。 ――1.242742マイル。 |
クラシック三冠の初戦、2000m。 ごく普通に、誰もが目指す軌道に乗り、 そして―― |
|
秋の『菊花賞』3000mから 『天皇賞(春)』3200mへ。 その路線が王道に思えた。 |
|
ネオユニヴァース | 多くの星が通る“軌道”……。 そのルートは―― |
ネオユニヴァース | “ピギーバック”前提――だね。 |
選択肢 | ピギーバック? |
ネオユニヴァース | 思考済、だよ。 成層圈まではいける。 |
ネオユニヴァース | でもブレイクできるかは……。 |
まだ迷いの見えるネオユニヴァース。 でも、かろうじて納得してくれた。 |
|
来年は『皐月賞』から、ネオユニヴァースの 真意を、少しずつ探っていくとしょう。 |