ナレーション |
この広大な宇宙には――我々には観測できない未知の生命体が存在する。 |
ナレーション |
『異星人』や多次元に生きる『アストラル体』。そういった存在はある日、何の前触れもなくこの星を来訪するかもしれない。 |
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――夜のトレセン学園。所用のため、1人で校舎内にいると……頭上から奇妙な音が聞こえた。 |
選択肢 |
この音は……屋上からか? |
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もし設備の故障なら大変だ。原因を確かめるべく、宿直のおじさんから鍵を借り、あわてて屋上へと出る。 |
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と、そこには―― |
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見知らぬ少女が立っていた。あの耳はウマ娘のもの。だが……少し形状が変だ。 |
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そして、いくらウマ娘でも施錠してあった屋上に飛び移れるわけはない。この少女は一体……。 |
??? |
…………………………。 |
選択肢 |
あ、あの…… |
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こわごわと話しかける。はたして……言葉は通じるのだろうか? |
??? |
…………“交信”。 |
ネオユニヴァース |
ネオユニヴァースと“交信”……してみる? それが……“INTI”なら。 |
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ネオユニヴァース……というのが、この少女の名前なのだろうか。発言内容はなんとなく理解できる。 |
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ウマ娘なのか、それともウマ娘型の謎の生命体か……。ともかくこの少女とは波長が合うようだ。ならば……。 |
選択肢 |
ここで、何をしているんだ? |
ネオユニヴァース |
“断絶”……を埋めていたの。 |
ネオユニヴァース |
来訪した音階は……『お気に入り』だから。深層への共鳴は『やすらぎ』になるよ。 |
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――断絶を埋める。それがどういう行為で、どのような効果があるのかはわからない。だが……。 |
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この少女はどうやら、周りに害をもたらす者ではなさそうだ。 |
ネオユニヴァース |
あなたの所属は……“養成者”。『トレーナー』……と呼ばれている? |
選択肢 |
ああ、トレーナーだ |
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担当ウマ娘はまだ決まっていない。だがトレーナーだと説明すると……。 |
ネオユニヴァース |
トレーナー……。合致する存在ならば……“求める”をしたい。 |
ネオユニヴァース |
“競合”の“観測”……。いえ、その先へとさらに永続する……。 |
ネオユニヴァース |
“観測”に留まらない……『???』……. |
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……何かを訴えかけてきているようだ。しかし、うまく言葉にできずにいる。 |
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このウマ娘の姿をした少女“ネオユニヴァース”は、何を欲しているのだろうか? |
ネオユニヴァース |
まずは“具現”。“可視である”をすること……。 |
ネオユニヴァース |
それをしなければ“軌道に乗る”ができない……。 |
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夜空を見上げるネオユニヴァース。何かあるのかと自分も見上げ、“何も見えないけど”と伝えようとすると……。 |
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その姿は……消えていた。まるで時空の稜線に溶け去るかのように。 |
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“ネオユニヴァース”は……本当に存在したのだろうか? あるいは幻か何かを見たのだろうか。 |
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――その数日後。模擬レースの会場にて。 |
中堅トレーナーA |
今日は結構、有力な娘たちが出るのよねぇ。 |
中堅トレーナーB |
ああ、どんなレースになるのか楽しみだ。中でも……。 |
中堅トレーナーA |
だ、誰……? |
選択肢 |
君は……!? |
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あの少女“ネオユニヴァース”は忽然と会場に現れた。そして―― |
ネオユニヴァース |
『競走』……をする。 |
ネオユニヴァース |
ネオユニヴァースは…… “STDA”……。“シナプス”を獲得する。 |
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皆が唖然とする中、気にすることなくターフへと歩んでいく。こうして謎の少女は予期せずしてレースに出走することになった。 |